1. エグゼクティブサマリー
イーライリリー(Eli Lilly and Company、NYSE: LLY)は1876年創業の米国製薬最大手です。2型糖尿病薬「マンジャロ」と肥満症薬「ゼップバウンド」(いずれも有効成分はチルゼパチド)の爆発的な需要により、売上高は2021年の283億ドルから2025年の652億ドルへ、わずか4年で2.3倍になりました。2026年は850〜870億ドル(約13.5〜13.8兆円)を見込み、2025年11月には製薬企業として史上初めて時価総額1兆ドルに到達しました。
- 成長の実像は「量の経営」です。2026年Q2は売上+48%でしたが、内訳は数量+60%、実勢価格-13%。価格を下げながら患者数を増やす戦略で、海外では中国の保険収載により価格が36%下がる一方、数量は113%増えました。
- 1分子への集中。チルゼパチド2製品でQ2売上の65%(149億ドル)を占めます。2023年には16%でしたので、3年で会社の姿が変わりました。
- 次の成長エンジンは3つ。①経口GLP-1「ファウンダヨ」(2026年4月米承認、自己負担149ドル/月〜)、②週1回のトリプル作動薬「レタトルチド」(体重-28〜30%、2027年Q1に米申請予定)、③アミリン作動薬「エロラリンチド」と併用製剤。ただしレタトルチドの独占期間(12年か5年か)はFDAと係争中です。
- 競争は「二強+追随」。ノボ ノルディスクと合わせて世界GLP-1市場の約87%を占め、二強内シェアは約62%とリリーが優位です。経口薬はノボが先行、インドなどではセマグルチドの後発品が2026年に登場しました。
- 日本では成長と摩擦が同時進行。日本イーライリリーは2025年売上2,760億円(+25%)で過去最高。一方でマンジャロは2026年8月に薬価が25%引き下げられ、同社は日本の投資環境への強い懸念を示す異例の声明を出しました。
- Bakerizationにとっての意味。米国のGLP-1使用世帯は、開始6カ月で食料品支出を5.3%、甘いベーカリー製品を8.5%、スナックを約10〜11%減らしています。「量より質・たんぱく質」への需要シフトは、ベーカリーの商品設計(小型化・高たんぱく・高単価化)に直結する論点です。日本への波及はまだ限定的ですが、経口薬と価格低下で2027年以降に加速する可能性があります(第8章は当社の仮説を含みます)。
2. 会社概要と沿革
| 社名 | Eli Lilly and Company(NYSE: LLY)/日本語表記:イーライリリー、イーライ・リリー |
|---|---|
| 創業・設立 | 1876年創業(エリ・リリー大佐)、1901年インディアナ州法人化、1952年上場。2026年で創業150年 |
| 本社 | 米インディアナ州インディアナポリス(Lilly Corporate Center) |
| 会長兼CEO | David A. Ricks(デビッド・リックス、2017年就任) |
| 従業員数 | 約50,000人(2025年9月末時点) |
| 事業展開 | 約95カ国で販売、製造拠点は9カ国。医療用医薬品の単一セグメント |
| 重点領域 | 心血管・代謝(糖尿病・肥満症)、がん、免疫、神経科学(アルツハイマー病など)、遺伝子医療 |
| 2025年業績 | 売上高651.8億ドル(+45%)、純利益206億ドル(ほぼ倍増)、非GAAP EPS 24.21ドル(+86%) |
| 日本法人 | 日本イーライリリー株式会社(神戸市中央区、社長:シモーネ・トムセン)。西神工場(神戸市西区) |
2.1 ビジネスモデルの特徴
自社製造への巨額投資(垂直統合)
- 2020年以降、米国内で500億ドル超の投資をコミットし、新設を発表した拠点は9カ所。2022年以前は年14億ドル程度だった設備投資が、2024年には51億ドルへ
- GLP-1の供給不足(2022〜24年)を経て、製造能力そのものを競争力の源泉と位置づけ
患者直販(LillyDirect)と価格階層
- 自社デジタル窓口。自己負担の患者に多回投与ペンや経口薬を定額で直接販売し、自宅配送まで担う
- 保険・メディケア・自己負担・TrumpRxの複数の価格階層で、患者数の最大化を狙う
1分子で複数適応・複数ブランド
- チルゼパチドを糖尿病(マンジャロ)と肥満症(ゼップバウンド)で別ブランド化し、睡眠時無呼吸・乾癬との併用など適応を拡張
攻めの事業開発(BD)
- 2026年はOrna、Ajax、Centessa、Keloniaの買収を完了し、感染症領域で3社を買収、AtaiBeckleyの買収にも合意。Q2の取得IPR&D費用は28億ドル
2.2 沿革 — インスリンからGLP-1へ
- 1876インディアナポリスで創業
- 1923世界初の商業用インスリン「アイレチン」を発売。糖尿病領域の100年の始まり
- 1982遺伝子組換えヒトインスリン「ヒューマリン」(Genentechと共同、世界初の遺伝子組換え医薬品)
- 1987抗うつ薬「プロザック」を米国で承認取得
- 1996超速効型インスリン「ヒューマログ」
- 2014週1回GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」
- 2017David Ricksが CEO に就任
- 2022.5GIP/GLP-1デュアル作動薬「マンジャロ」が2型糖尿病で米承認
- 2023.11「ゼップバウンド」が肥満症で米承認(日本は2025年4月発売)
- 2024.7アルツハイマー病薬「キスンラ」(ドナネマブ)が米承認
- 2025.1111月21日、製薬企業として初めて時価総額1兆ドルに到達(取引時間中)。トランプ政権とGLP-1の価格引き下げ・メディケア適用で合意
- 2026.4経口GLP-1「ファウンダヨ」(オルフォルグリプロン)が4月1日に米承認。FDAの国家優先バウチャー制度(CNPV)下での承認
- 2026.8Q2決算で通期売上見通しを850〜870億ドルへ上方修正。レタトルチドの第3相データパッケージが完成
沿革の1923〜2024年の項目は、同社の公表情報と報道をもとにした概要です。
3. 財務分析
3.1 売上・利益の推移 — 4年で2.3倍、5年で3倍へ
| 年 | 売上高(億ドル) | 前年比 | 純利益(億ドル) | 主な出来事 |
|---|---|---|---|---|
| 2021 | 283 | +15% | 56 | トルリシティ主導 |
| 2022 | 285 | +1% | 62 | マンジャロ発売(5月) |
| 2023 | 341 | +20% | 52 | ゼップバウンド発売(11月)、BD費用増 |
| 2024 | 450 | +32% | 106 | 供給不足が解消へ |
| 2025 | 652 | +45% | 206 | 時価総額1兆ドル、米政権と価格合意 |
| 2026E | 850〜870 | +30〜33% | — | 非GAAP EPS 35.50〜36.50ドル(8月時点) |
3.2 四半期の内訳 — 「チルゼパチド比率」は65%まで上昇
6四半期で総売上は127億ドルから230億ドルへ1.8倍。伸びのほぼすべてをチルゼパチドが担い、比率は48%→65%に高まりました。注目点はマンジャロの海外売上(52億ドル)が2四半期連続で米国(48億ドル)を上回ったことです。中国での国家医保目録(NRDL)収載、欧州・日本での普及が背景にあります。一方ゼップバウンドは現時点で米国(およびカナダ・日本)中心の製品です。
3.3 2026年Q2の損益 — 粗利率は85.8%、利益は先行投資で圧縮
| 百万ドル | 2026 Q2 | 2025 Q2 | 前年比 | 2026 上半期 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,974 | 15,558 | +48% | 42,773 | +51% |
| 売上総利益(粗利率) | 19,706(85.8%) | 13,110(84.3%) | +50% | 35,928(84.0%) | +52% |
| 研究開発費 | 3,819 | 3,336 | +14% | 7,329 | +21% |
| 販売費・一般管理費 | 3,430 | 2,753 | +25% | 6,364 | +22% |
| 取得IPR&D費用 | 2,776 | 154 | — | 3,360 | +95% |
| 減損・再編・特別費用 | 703 | 0 | — | 982 | — |
| 営業利益 | 8,978 | 6,867 | +31% | 17,893 | +69% |
| 純利益(報告ベース) | 7,095 | 5,661 | +25% | 14,491 | +72% |
| EPS(報告ベース、ドル) | 7.94 | 6.29 | +26% | 16.19 | +73% |
| EPS(非GAAP、ドル) | 8.38 | 6.31 | +33% | 16.94 | +76% |
出典:Lilly 2026年Q2決算発表(2026年8月5日)。実効税率は報告ベース23.3%(前年16.5%)で、控除対象外のIPR&D費用が押し上げました。
- 営業利益率は39.1%(Q2)。Q2は買収に伴うIPR&D費用28億ドルと特別費用7億ドルが重なりました。これらを除いた当社試算では約54%で、粗利率の改善(製造コスト低下とミックス改善)が効いています。
- EPSへの影響は大きい。Q2のEPSには取得IPR&D費用3.03ドル分が含まれ(前年は0.14ドル)、BD(買収・提携)の件数次第で四半期利益が大きく振れる構造です。
- 研究開発費は売上の17%。絶対額は増えていますが、売上の伸びが速いため比率は前年(21%)から下がりました。販管費は新製品の発売費用で+25%です。
- 配当。Q2の1株配当は1.73ドル(+15%)。利回りは約0.6%で、投資家の関心は配当より成長に向いています。
3.4 製品別・地域別 — 2製品が全体の65%
| 地域 | Q2売上 | 前年比 | 数量 | 価格 | 背景 |
|---|---|---|---|---|---|
| 米国 | $14.4B | +33% | +37% | -3% | 割戻金の見積もり調整を除くと価格は約-9% |
| 米国外 | $8.6B | +80% | +113% | -36% | 中国でマンジャロがNRDLに収載(価格大幅低下・数量急増) |
| 為替一定ベース:欧州+55%(ジャディアンス・マイルストーン2.5億ドル含む)、日本+30%、中国+93%(Q2決算説明会) | |||||
3.5 2026年ガイダンスの推移
| 項目 | 2026年2月(当初) | 2026年4月(Q1) | 2026年8月(Q2・現行) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 800〜830億ドル | 820〜850億ドル | 850〜870億ドル |
| 非GAAP EPS | 33.50〜35.00ドル | 35.50〜37.00ドル | 35.50〜36.50ドル |
| パフォーマンス・マージン | — | 47.0〜48.5% | 49.0〜50.5% |
Q2の見通し修正では、事業の好調による上振れ(EPSで中央値+2.78ドル)が、Q2のIPR&D費用(-3.03ドル)で打ち消され、EPSレンジの上限が下がりました。会社は、上半期が売上連動マイルストーンや割戻金の調整といった一時的な追い風を受けたとも説明しています。想定為替は1ユーロ=1.14ドル、1ドル=153円、1ドル=7.1元、発行済株式は約8.94億株です。なお、Q2以降に発生するIPR&D費用はガイダンスに含まれていません。
3.6 株価・時価総額
- 株価:10月16日終値は1,257.03ドル。52週レンジは783.85〜1,292.65ドルで、高値圏にあります(Q1決算を受けた4月30日には株価が約10%上昇し、933.76ドルをつけていました)。
- 評価:実績PERは約40倍前後(情報源により39.7〜42.5倍)。アナリストの目標株価は、BofAが10月9日に引き下げて1,341ドル(Buy維持)、Cantor Fitzgeraldが10月8日に引き上げて1,440ドルと、慎重・強気が混在しています。
- マイルストーン:2025年11月21日に時価総額1兆ドルを一時突破。年末は9,660億ドル、2026年10月に再び1兆ドル台を回復しました。世界の時価総額ランキングでは13位前後です(companiesmarketcap.com)。
- 次の材料:2026年Q3決算は10月29日(木)午前10時(米東部時間)。市場予想の非GAAP EPSは約7.23ドル(Public.com掲載、参考値)です。
4. 製品ポートフォリオとパイプライン
4.1 主要製品(2026年Q2)
| 製品 | 領域 | Q2売上 | 前年比 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| マンジャロチルゼパチド | 2型糖尿病 | $9,943M | +91% | 米国48億ドル(+45%)、米国外52億ドル(+172%)。中国NRDLには2026年Q1に収載 |
| ゼップバウンドチルゼパチド | 肥満症 | $4,928M | +46% | 米国49億ドル(+44%)。米・加・日で販売。自己負担価格の引き下げを反映 |
| ベージニオ | 乳がん | $1,470M | -1% | 市場浸透が頭打ち |
| ジャディアンス※ | 糖尿病・心腎 | $1,230M | +79% | ロイヤルティ収入。2.5億ドルのマイルストーンを含む |
| タルツ | 乾癬など | $856M | +1% | 成熟期。ゼップバウンドとの併用試験を進行 |
| ヒューマログ | インスリン | $410M | -18% | 価格低下 |
| オルミエント | 自己免疫疾患 | $258M | +5% | 小児円形脱毛症の長期成績を発表 |
| イブグリース新製品群 | アトピー性皮膚炎 | $201M | +131% | 2026年6月、FDAが8週間隔の維持投与を承認 |
| ジェイピルカ新製品群 | 血液がん(CLL) | $192M | +56% | 欧州で全ラインの単剤承認、米国は未治療CLL/SLLへ拡大(10月) |
| キスンラ新製品群 | アルツハイマー病 | $167M | — | Q1は$124M。診断検査の拡大、中国・日本が好調 |
| オンボー新製品群 | 潰瘍性大腸炎ほか | $102M | +36% | 潰瘍性大腸炎で4年間の寛解維持データ |
| ファウンダヨ新製品群 | 肥満症(経口) | $98M | 新製品 | 2026年4月発売・最初の本格四半期 |
| Inluriyo新製品群 | 乳がん | $75M | 新製品 | Q1は$35M |
会社が定義する「主要製品(Key Products)」はQ2で157億ドル。そのうち免疫・がん・神経科学の主要製品は前年比+121%で、チルゼパチド以外の成長も育ち始めています。ただし絶対額ではまだ小さく、第9章で触れる集中リスクの解消にはなっていません。
4.2 次の成長エンジン
経口GLP-1「ファウンダヨ」2026年4月承認
- 低分子の経口GLP-1で、食事や水の制限なしに1日1回服用できる点が特徴。FDAは4月1日に承認し、LillyDirectで4月6日から出荷
- 臨床試験(ATTAIN-1)で最高用量の平均減量は12.4%
- 価格:自己負担は最低用量で月149ドル〜(高用量は月349ドル、45日以内の再購入で299ドル)、商業保険なら月25ドル〜(2026年4月の発表時点)
- 40カ国超で申請済み。英MHRAは8月10日に承認。米国では2型糖尿病の適応も申請中
- 課題:ノボの「Wegovy錠」が先行。Q2売上はFoundayoの9,800万ドルに対し、Wegovy錠は約4.9億ドル。心血管アウトカム試験の結果はこれから
トリプル作動薬「レタトルチド」申請準備
- GIP・GLP-1・グルカゴンの3受容体に作用する週1回注射
- TRIUMPH-1(糖尿病なし、約2,300人):12mgで80週時点の平均減量28.3%、104週で30.3%。80週で30%以上減量した人は45.3%
- TRIUMPH-2(2型糖尿病あり):最大20.8%(プラセボ4.0%)。TRIUMPH-3(心血管疾患あり):21.6〜22.6%(プラセボ3.2%)
- 肥満症・睡眠時無呼吸・変形性膝関節症の疼痛でデータパッケージが完成し、2027年Q1に米国へ生物学的製剤承認申請(BLA)予定
- チルゼパチドとの直接比較試験(TRIUMPH-5)も進行中
アミリン作動薬「エロラリンチド」と併用製剤第3相へ
- エロラリンチド単独:第2相(48週)で9.5〜20.1%の減量(Lancet掲載)。第3相(ENLIGHTEN)が進行中
- EloraTZP(エロラリンチド+チルゼパチド):2型糖尿病を伴う肥満の成人367人、48週の第2b相で最高用量23.3%減量(チルゼパチド単独は14.8%)、HbA1cは2.9ポイント低下
- ただし副作用による中止率が高い(報道では11〜27%)。第3相は2026年末までに開始予定、単一注射の配合剤も検討
それ以外の注目パイプライン
- がん:olomorasib(KRAS G12C変異の膵がん、FDAのブレークスルー指定)、Retevmo(RET融合陽性肺がんの術後補助療法で再発・死亡リスク83%低下)
- 遺伝子医療:VERVE-102(PCSK9の塩基編集、LDL-Cが最大62%低下)。インディアナ州に初の遺伝子医療専用工場
- 神経・精神:Centessa(睡眠・覚醒障害)、AtaiBeckley(治療抵抗性うつ病、買収合意)、AlzeCure(前臨床のアルツハイマー病候補、契約総額10億ドル超の可能性)
- 感染症:2026年5月に3社の買収で新たな事業基盤を構築
論点:レタトルチドの「12年独占」は未確定
米国では生物学的製剤として承認されれば、後続品の承認を原則12年間待たせる制度的な保護が働きます。通常の新薬として承認される場合、新規化学物質のデータ独占は5年です。FDAはレタトルチドを当初、生物学的製剤ではなく通常の医薬品に分類し、リリーが提訴しました。連邦地裁はFDAの判断を取り消して再検討を求めましたが、生物学的製剤と認定するところまでは踏み込まず、リリーは上訴中です(2026年8月時点)。特許など別の知的財産権も参入時期に影響するため、「何年まで守られる」と現時点で断定はできません。
5. 競争環境
5.1 二強の現在地:リリー対ノボ ノルディスク
| 観点 | Eli Lilly | Novo Nordisk |
|---|---|---|
| 2026年Q2 GLP-1売上 | 約149億ドル(チルゼパチド) | 約92億ドル(DKK 593億) |
| 経口薬(Q2) | ファウンダヨ 約0.98億ドル(発売初四半期) | Wegovy錠 約4.9億ドル(アナリスト予想を下回る) |
| 2026年見通し | 売上850〜870億ドル(+30〜33%) | 調整後売上成長 0〜-6%(為替一定、8月に上方修正) |
| 次世代の鍵 | レタトルチド、EloraTZP、オルフォルグリプロンの適応拡大 | CagriSema、アミクレチン(第3相)。CagriSemaは2型糖尿病の直接比較でチルゼパチドに血糖コントロールで及ばなかったと報道 |
- シェア:両社で世界のGLP-1市場の約87%(Labiotech)。リリーは米国のインクレチン薬(GLP-1系)全処方の約6割(2025年末、TIKR)を占め、Q2の二強合計売上に占める比率は61.8%(Axis Intelligence算出)まで上昇しました。
- ノボの強み:経口の先行発売。Wegovy錠は発売5カ月で処方が300万件を超え、米国のWegovy処方の約46%を占める(2026年7月時点、Axis試算)水準です。
- 経口市場の見通し:ある予測では、4年後の経口GLP-1市場約220億ドルのうち、リリーが約60%(約136億ドル)、ノボが約21%(約40億ドル)を取るとされます。予測値であり、確定した数字ではありません。
5.2 追随者と新たな圧力
- 後発品:セマグルチドの特許が切れた国では後発品が急増。インドでは2026年3月までに26ブランドが登場し、リリーのGLP-1シェアは2月の61%から3月に56%へ低下、ノボは25%を維持しました(価格引き下げで対抗)。
- 新規参入:Pfizer、Amgen(MariTide:第3相入り)などが追随。ただし二強の寡占を崩す段階にはまだありません。
- 次の主戦場はアミリン:リリーとノボは、GLP-1の次の作用機序としてアミリンに賭けています(CNBC、2026年10月2日)。
6. 米国の価格政策と製造投資
6.1 2025年11月の「価格と引き換えの市場拡大」合意
2025年11月、リリーとノボは米政権(最恵国待遇=MFN価格の方針)と、GLP-1の価格引き下げとメディケア適用拡大で合意しました。価格を下げる代わりに対象患者を大きく広げる設計で、リリーの説明をもとにしたアナリストの試算では、新たに約4,000万人の米国人が治療対象となり得るとされます。
| チャネル | 価格・条件(発表時点) |
|---|---|
| メディケア/メディケイド | 注射剤(ゼップバウンド、マンジャロ等)は月245ドル。メディケア加入者の自己負担は月50ドル(肥満症は一定の条件を満たす場合)。早ければ2026年4月から適用開始 |
| TrumpRx(政府の直販ポータル) | ゼップバウンドは平均月346ドル(ノボは約350ドル)。経口薬は承認後に低用量が月149ドルから |
| LillyDirect(自己負担) | ゼップバウンド多回投与ペンは最低用量299ドル、最高449ドル。ファウンダヨは月149ドル〜 |
| 商業保険 | ファウンダヨはセービングカードで月25ドル〜 |
いずれも発表時点の条件で、現行価格は変動し得ます。出典:ホワイトハウス ファクトシート、Lilly発表、BioPharma Dive、AMCP。
- 業績への影響:Q2の米国の実現価格は-3%(割戻金の見積もり調整を除くと約-9%)。会社は「数量増が価格低下を上回る」ことを前提にしており、実際にQ2は数量+37%がそれを補いました。
- 成長の質が変わる:Q2決算説明会で、マンジャロの今後の成長はシェア奪取より市場の拡大に依存すると説明されています(Zacks)。
- 政策リスク:価格水準・メディケアの枠組みは政権や制度設計に左右されます。第9章で再掲します。
6.2 製造投資 — 供給が競争力になる
投資規模
- 米国で2020年以降に500億ドル超をコミット(新設9拠点)
- 2025年2月:270億ドルで4工場(うち3つは原薬の内製化=低分子の合成)
- 2026年5月:インディアナ州で追加45億ドル、初の遺伝子医療専用工場を開設
主な拠点
- ペンシルベニア州Fogelsville:35億ドル超の注射剤・デバイス工場(レタトルチド等の次世代肥満症薬向け)
- 日本:西神工場(神戸)に200億円を追加投資、新工場棟の地鎮祭を2026年6月に実施
設備投資は2022年以前の年14億ドル程度から、2023年34.5億ドル、2024年50.6億ドルへ急増しました(BioPharma Dive)。供給不足が競争力を損なった2022〜24年の教訓から、製造能力を先回りして確保する経営になっています。一方で、これだけの設備を埋めるだけの需要が続くかが投資リターンの前提になります。
7. 日本事業(日本イーライリリー)
7.1 業績:過去最高を3年連続の2桁成長で更新
- 2025年12月期の売上高は2,760億円(+25%)。2025年に発売した新製品・成長製品の合計が1,580億円(+57%)で、売上の57%を占めました。
- 主力:マンジャロ1,049億円(3.8倍)、ベージニオ756億円(+9%)、サイラムザ459億円(-7%)。ゼップバウンドは2025年4月に発売されました。
- IQVIAの薬価ベース売上では、マンジャロは2025年7〜9月期に284億円(+251%)で初めて国内医薬品売上トップ10入り。2026年4〜6月期には四半期で500億円超に達しました。
- 2026年5月、同社は西神工場に200億円の追加投資を発表。社長のシモーネ・トムセン氏は、日本への投資の成果が出ていると述べています。
7.2 薬価25%引き下げと、リリーの強い反発
何が起きたか
- 2026年5月13日:中医協がマンジャロに「持続可能性特例価格調整」を適用し、薬価を25%引き下げることを了承。年間販売額が1,000億円超1,500億円以下で、かつ基準年間販売額の1.5倍を超えるという要件に該当したためです。
- 2026年8月1日:新薬価を適用。IQVIAは、引き下げ後も当面は堅調な成長が続くとの見方です。
- 8月3日:日本イーライリリーが声明を発表。日本が投資先としての魅力を失うとの懸念と、薬価の引き下げが不適正使用を助長しかねないとの問題意識を示しました。
- 制度の違い:従来の市場拡大再算定は売上100〜150億円規模の薬が対象でしたが、持続可能性特例価格調整は年間販売額1,000億円超の超大型薬が対象で、「売れたら下がる」という性格が一段強まった制度です。
- 社長の発言:トムセン社長は、2026年度に導入された新しい薬価改定ルールのもとで、日本市場の予測可能性が非常に低くなっていると牽制しました。
- 米国政府の視点:米政府は市場拡大再算定を知的財産保護の観点から問題視していると報じられています(日刊薬業、2026年5月26日)。
- 適応外使用の問題:痩身・美容目的の使用や個人売買が社会問題化し、2026年6月にリリーが適正使用の声明を出し、厚労大臣がネット上の個人売買の監視強化を表明しています。
日本の薬価制度と日本法人の動向は、報道(日刊薬業、薬事日報、神戸新聞ほか)に基づきます。薬価・保険適用の詳細は厚生労働省の公表資料で確認してください。
8. GLP-1が食・ベーカリーに与える影響 — Bakerizationの視点
リリーの成功は、そのまま「食の需要の構造変化」でもあります。GLP-1を使い始めた世帯は食料品の購入を減らし、その減少は甘いベーカリー、スナック、クッキーといった嗜好性・衝動買い型のカテゴリに集中しています。ここは、パン・焼き菓子を扱うBakerizationにとって最も実務に近い論点です。
8.1 データで見る支出の変化
- Cornell大学(2025年12月):開始6カ月以内に食料品支出が平均-5.3%(高所得世帯は約-8%)、塩味スナックは約-10%で、甘い菓子・ベーカリー・クッキーも同程度に減少。ファストフード・コーヒーショップなどの限定サービス店への支出も約8%減。一方、ヨーグルト、生鮮果物、栄養バー、ミートスナックは増加しました。
- 効果の持続:使い続ける世帯では少なくとも1年は減少が続きますが、幅は縮小します。約3分の1が期間中に使用を中止し、中止後は支出が元の水準に戻っています。
- PwC:GLP-1使用者は多くのカテゴリで支出が約11%少なく、減少幅が最も大きいのは甘い・塩味のスナックと焼き菓子類。使用者の47%が食べる量を減らし、56%がより健康的な選択に変えたと回答しています(2024年調査)。
- 市場規模:JPモルガンは、GLP-1の普及により食品・飲料業界の年間売上が2030〜2034年に300〜550億ドル減ると試算しています。Gallupによれば、米国での注射型GLP-1の使用は2024年から約4倍に増えました。
- 売場の変化:McKinseyの調査では、食料品店の約9割が今後2〜3年で高たんぱく商品の棚を10%超増やす見通しです。
- 反対の見方:AlixPartnersは「現実の逆風だが、業界にとって致命的ではない」との見方で、USDAデータでスナック売上は安定との報道もあります。また、NIQは使用者の年間支出が非使用者より高い期間があったとし、買い方が「減る」だけでなく「変わる」ことを示唆しています。
8.2 Bakerizationへの示唆(当社の仮説)
仮説として読んでください
以下は上記データからの当社の解釈で、日本市場・個別店舗での検証は済んでいません。
- 全体縮小より「何が減るか」が重要。減少は衝動買い・間食・甘味に偏ります。食事として成立するパン(たんぱく質・食物繊維訴求の食事パン、サンドイッチ等)は相対的に守られる可能性があり、ドーナツのような嗜好性の高い甘いベーカリー製品は影響を受けやすい側に位置します。
- 量が減るなら、単価ではなく「満足度あたり価値」で勝負する。使用者の食べる量は減っています。小型化・ハーフサイズ、素材品質の訴求による高単価化、少量でも満足できる設計は、需要が縮む局面でも客単価を守る手段になり得ます。
- 需要は恒久変化と一時変化が混在する。約3分の1が中止して支出が戻るため、「GLP-1ユーザー向け」に事業を寄せすぎるのではなく、両方の顧客を取れるメニュー構成が現実的です。
- 日本への波及は当面限定的。日本は米国より肥満者の比率が低く、マンジャロは2型糖尿病薬として薬価が25%下がり、肥満症治療の保険適用も限定的です。ただし経口薬(ファウンダヨ、Wegovy錠)の日本での承認・価格次第で2027年以降に状況が変わり得ます。日本での経口薬の承認時期は、本レポート作成時点で確認できていません。
- リリーのモデルから学べる点:製造能力を競争力の源泉とし(供給不足の教訓)、製造から販売まで自社で束ねるという構造は、製造・店舗・教育を垂直統合するBakerizationの考え方と共通します。製造工程の標準化とデータ化が、需要変動への対応力を高める点も示唆的です。
9. リスクと論点
| リスク | 内容 | 見るべき点 |
|---|---|---|
| 1分子集中 | チルゼパチド2製品がQ2売上の65%。適応・安全性・特許・価格のどれかで問題が起きれば、会社全体に波及します | チルゼパチド比率の推移、新製品群の伸び |
| 価格低下 | 数量+60%・価格-13%。米国は実勢価格が約-9%(調整除く)、中国はNRDL収載で価格-36%、日本は薬価-25%。MFN合意でメディケア価格は月245ドル | 数量増が価格低下を上回り続けるか |
| 競争 | Wegovy錠が先行、セマグルチドの後発品(インド等)、Pfizer・Amgenなどの追随。アミリンなど新機序でも競合 | 経口薬の処方シェア、各国の後発品の影響 |
| 規制・独占期間 | レタトルチドの分類を巡るFDAとの係争(12年か5年か)。特許切れ後の後続品 | 控訴審の結果、BLA受理の可否 |
| 安全性・忍容性 | EloraTZPは減量が大きい一方で中止率が高い。ファウンダヨは心血管アウトカム試験の結果が未確定 | 第3相での中止率、長期安全性データ |
| 需要の持続性 | 使用者の約3分の1が中止するという研究結果。保険適用の範囲や自己負担の水準に需要が左右されます | 継続率、メディケア適用の浸透 |
| 政策 | 米国の価格・メディケア制度、関税、日本の薬価ルール。リリー自身も日本の予測可能性の低下を指摘 | 価格制度の変更、関税の動向 |
| サプライチェーン | GLP-1向けの部品を作る中国の工場で品質上の問題があるとの報道(Bloomberg、10月16日、見出し情報のみ確認) | リリーへの具体的な影響は本調査では未確認 |
| 評価水準 | 実績PER約40倍で、成長の継続が織り込まれています。52週高値圏にあり、データ・決算次第で大きく振れ得ます | 10月29日のQ3決算、ガイダンスの再修正 |
| 利益の振れ | IPR&D費用はBDの件数で変動(Q2はEPSに3.03ドル)。上半期は一時的な追い風もありました | 非GAAP EPSとIPR&Dの内訳 |
10. 今後のカタリスト・注目日程
| 時期 | イベント | 見どころ |
|---|---|---|
| 2026年10月29日(木) | 2026年Q3決算(米東部時間10時から電話会見) | ガイダンスの再修正、ファウンダヨの伸び、価格と数量のバランス |
| 2026年末まで | EloraTZP(エロラリンチド+チルゼパチド)の第3相開始予定 | 投与設計、単一注射の配合剤 |
| 2027年2月上旬(例年) | 2026年Q4決算と2027年ガイダンス | 2027年の売上・利益の見通し |
| 2027年Q1 | レタトルチドの米国BLA提出予定 | FDAの受理、審査区分、生物学的製剤の判断 |
| 未定 | オルフォルグリプロンの2型糖尿病適応(米国申請済み)、各国での承認・発売 | 日本での承認時期は未確認 |
| 継続 | レタトルチドの分類を巡る控訴審 | 12年の保護が得られるか |
| 継続 | 日本:薬価制度の議論、西神工場の新工場棟 | 日本市場の投資環境 |
11. 用語解説
- GLP-1受容体作動薬
- 食後に分泌されるホルモンGLP-1の働きを模した薬。血糖を下げ、満腹感を高めて食欲を抑えます。セマグルチド(ノボ)が先行しました。
- GIP/GLP-1デュアル作動薬(チルゼパチド)
- GLP-1に加えGIPにも作用する薬。マンジャロ(2型糖尿病)とゼップバウンド(肥満症)の有効成分です。
- トリプル作動薬(レタトルチド)
- GIP・GLP-1に加え、グルカゴン受容体にも作用する開発中の薬。エネルギー消費への作用が期待されます。
- アミリン作動薬
- 満腹感に関わるホルモン・アミリンの働きを模す薬。GLP-1とは別の経路で食欲に働きます(エロラリンチド等)。
- 取得IPR&D(仕掛研究開発費)
- 買収・提携で獲得した開発中の候補薬の価値を、費用として計上するもの。BDの件数で利益が変動します。
- 非GAAP
- 無形資産の償却や特別損益など、会社が一部の項目を除いて示す利益指標。リリーはEPSのガイダンスを非GAAPで出しています。
- BLA(生物学的製剤承認申請)
- 生物学的製剤を米国で承認申請する手続き。承認後、後続品(バイオシミラー)の承認を原則12年待たせる制度的保護があります。
- MFN(最恵国待遇)価格
- 他の先進国と同等以下の価格を求める米国の薬価政策の考え方。TrumpRxは政府の直販ポータルです。
- NRDL(国家医保目録)
- 中国の公的医療保険の償還対象薬のリスト。収載されると価格は下がりますが、数量が大きく増えます。
- 持続可能性特例価格調整
- 日本で年間販売額が極めて大きい薬の薬価を引き下げる制度。マンジャロに初めて適用され、薬価が25%下がりました(2026年8月)。
- 市場拡大再算定
- 予想を大きく上回って売れた薬の薬価を引き下げる、日本の従来からの制度。
- CNPV(国家優先バウチャー)
- FDAの審査迅速化制度。ファウンダヨは同制度での承認で、近年の新規分子として最速級と報じられています。
12. 出典
2026年10月17日までに確認した公表資料・報道です。数値は原則として会社発表(IR・SEC提出書類)に基づき、報道・集計サイトの数値はその旨を本文で示しました。サイトにより数値が異なる項目は幅で示しています。
会社発表・提出書類
- Lilly, 2026年Q2決算発表(2026/8/5):investor.lilly.com
- Lilly, 2025年Q4決算発表・2026年ガイダンス(2026/2/4):investor.lilly.com
- Lilly, 2026年Q1決算(SEC 8-K):sec.gov
- Lilly, Form 10-Q(2026年6月30日終了期):sec.gov
- Lilly, 2026年Q3決算日程(2026/10/15):stocktitan.net
- Lilly, ファウンダヨ米国承認(2026/4/1):investor.lilly.com
- Lilly, 米政府との肥満症薬アクセス拡大合意:investor.lilly.com
- Novo Nordisk, 2026年Q2報告(SEC 6-K):sec.gov
- The White House, MFN価格に関するファクトシート(2025/11):whitehouse.gov
決算・株価・企業情報
- CNBC, リリーQ2決算(2026/8/5):cnbc.com
- Q2決算説明会トランスクリプト(Motley Fool):fool.com
- sec-api.io, リリー財務・比率分析:sec-api.io
- Zacks, Q2決算の分析:zacks.com
- Zacks(Finviz掲載), 2025年Q4・通期の分析:finviz.com
- ロイター(ニューズウィーク日本版), Q1決算とガイダンス上方修正:newsweekjapan.jp
- StockInvest.us, LLY株価・時価総額:stockinvest.us
- companiesmarketcap.com, 時価総額の推移:companiesmarketcap.com
- Public.com, LLY株式データ:public.com
- INDmoney, LLY株価・BofA目標株価:indmoney.com
- CNBC, LLY最新ニュース一覧:cnbc.com
- HealthDay, 時価総額1兆ドル到達(2025/11/24):powershealth.org
- TIKR, 時価総額1兆ドルと処方シェア:tikr.com
- roic.ai, 従業員数・事業展開:roic.ai
- Contract Pharma, Lilly企業プロフィール:contractpharma.com
製品・パイプライン
- Diatribe, ファウンダヨの価格:diatribe.org
- 財経新聞(Tech Times翻訳), レタトルチドの分類を巡る係争ほか:zaikei.co.jp
- AJMC, TRIUMPH-1:ajmc.com
- Pharmaceutical Executive, TRIUMPH-2・3:pharmexec.com
- STAT, EloraTZPの第2b相(2026/9/30):statnews.com
- pharmaphorum, エロラリンチド第2相:pharmaphorum.com
- Timothy Sykes, 10月の臨床・規制ニュース(2026/10/14、報道のため参考扱い):timothysykes.com
競争環境
- BioPharma Dive, リリー上昇・ノボ下落(2026年Q2):biopharmadive.com
- Labiotech, GLP-1市場の展望(2026):labiotech.eu
- Axis Intelligence, GLP-1市場統計(2026):axis-intelligence.com
- CNBC, インドでの後発品とシェア(2026/4/10):cnbc.com
- CNBC, 次世代の肥満症薬競争(2026/6/13):cnbc.com
米国の価格政策・製造投資
- BioPharma Dive, リリー・ノボとトランプ政権の価格合意:biopharmadive.com
- BioPharma Dive, 500億ドルの製造投資:biopharmadive.com
- CNN, 270億ドルの製造投資(2025/2/26):cnn.com
- StockTwits, Fogelsville工場:stocktwits.com
日本
- 神戸経済ニュース, 日本イーライリリー2025年業績:news.kobekeizai.jp
- 日刊薬業, 日本リリー 過去最高売上高(2026/5/11):nk.jiho.jp
- 日刊薬業, マンジャロ薬価引き下げへの反発(2026/8/3):nk.jiho.jp
- 薬事日報, 中医協 マンジャロ25%引き下げ:yakuji.co.jp
- 薬事日報, IQVIA 2026年4〜6月期:yakuji.co.jp
- AnswersNews, 持続可能性特例価格調整の要件(2026/5/13):answers.and-pro.jp
- AnswersNews, 2025年7〜9月の国内医薬品市場:answers.and-pro.jp
- 神戸新聞, リリーの声明(2026/8/4):kobe-np.co.jp
- 日本経済新聞, リリーQ2決算(2026/8/5):nikkei.com
食・ベーカリーへの影響
- ScienceDaily, Cornell大学の研究(2026/1/12):sciencedaily.com
- Food Business News, GLP-1使用者の食料品支出:foodbusinessnews.net
- Motley Fool, GLP-1と食品メーカー(2026/10/11):fool.com
- Food Trade News, GLP-1とカテゴリ別の変化(2026/9/30):foodtradenews.com
- MarketScale, PwC・Acostaのデータ:marketscale.com
- Peptigraph, スナック業界への影響の整理:peptigraph.org