調査ノート · 2026年9月30日時点
日本のベーカリーチェーン、店舗展開の変遷
リトルマーメイド・ヴィ・ド・フランス・ドンク・神戸屋・ポンパドウル・THE CITY BAKERY・Truffle BAKERY・Paris Baguette の店舗数を年ごとに重ね、各年の「合計に占める割合(シェア)」を見られるようにしました。数値はすべて出典のある公表値で、データのない年は直線で補間しています(点線区間)。
出典は各社公式サイト・プレスリリース・業界紙・韓国公正取引委員会の情報公開書など(ページ末尾に一覧)。Paris Baguetteは2026年9月時点で日本未進出のため、国内表示では0店、グローバル表示で韓国+海外の店舗数を重ねています。
店舗数の推移 実線は連続したデータ、点線は公表値の間を直線で補った区間。●は出典のある実測値、○は出典の確度が低い値。
実測が連続 補間区間 実測値 確度の低い値
シェアの推移(合計に占める割合) その年にデータのあるチェーンの合計を100%としたときの各社の割合。データのない社はその年の分母に含みません。
何年に何%か スライダーで年を選ぶと、その年の店舗数と割合を表示します。年表の出来事をクリックしても移動します。
店舗展開の年表 各社の出店の節目と、店舗数に効いた出来事。年をクリックすると上のパネルがその年に移動します。
市場全体の地合い:日本のパン屋の総数 商業統計・経済センサスによる「パン小売業」事業所数。チェーンの競争は、店の総数が縮む市場の中で起きています。
出典:総務省・経済産業省 平成28年経済センサス‐活動調査 産業編 総括表「産業分類細分類別、年次別の事業所数」(1991〜2007年・2014年は商業統計、2012年・2016年は経済センサス)。調査方法の違いにより2012年の落ち込みには手法変更の影響も含まれます。2021年調査は細分類の事業所数が同じ形式で公表されていないため未掲載。
データと出典 チャートに使った実測値の一覧。範囲の異なる参考値(ブランド単位など)は薄い文字で示し、チャートには使っていません。
同一出典による横断比較
2013年8月(商業施設新聞「主要ベーカリー 店舗数」) チェーン 店舗数
リトルマーメイド 334 ヴィ・ド・フランス(全業態) 236 ドンク 127 アンデルセン 69 フレッシュベーカリー神戸屋 63 メゾンカイザー 22
2026年9月28日(ロケーションズDB「ベーカリーチェーン店舗数ランキング」抜粋) チェーン 店舗数
フジパンストアー 517 リトルマーメイド 211 カンテボーレ 147 ドンク 142 アンティーク 87 ポンパドウル 69 アンデルセン 49 Truffle BAKERY 27 フレッシュベーカリー神戸屋 11
定義と注意点
店舗数は各社が公表する「国内の店舗数」を採用し、ブランドをまたぐ会社(ヴィ・ド・フランス、ドンク、神戸屋、Truffle BAKERY)は全ブランド合計、リトルマーメイドとポンパドウルは同名ブランドの店舗数です。ドンクは「国内約180拠点」を採用しており、ドンク本体ブランドのみでは127店(2013年)→145店(2026年)、ミニワンは別に約130カウンターあります。
THE CITY BAKERYは会社発表(「全国31店舗」2023年1月)に合わせ、併設レストラン・バーを別店舗として数えています。ベーカリー&カフェのみでは2026年9月時点で40店です。
神戸屋は2012年の「グループ101店舗」(テレビ東京)と2026年の公式店舗一覧の集計(約49店)しか全体値がなく、その間は補間です。報道では2020年以降に30店舗以上を閉店し、2023年に包装パン事業を山崎製パンへ譲渡しています。
Paris Baguetteの韓国店舗数は加盟店のみの統計と直営店を含む統計が混在します(差は30店未満)。海外店舗数はSPCグループの「海外○号店」発表に基づきます。
公表値の間は直線で補間し、30年を超える空白は結んでいません。シェアは「その年にデータのある社の合計」に対する割合なので、社数が変わる年は連続しません。
Wayback Machineが本調査環境から利用できなかったため、各社サイトの過去の会社概要は参照できていません。1990年代以前の空白はそのためです。
調査・作成:2026年9月29–30日。数値は各出典の公表時点のもので、店舗の開閉により日々変動します。